22.ドラクエ6のテリーは弱くないと思う

ドラクエ

 

筆者の中で「信長の野望」と双璧をなす溺愛ゲーム、国民的RPGと名高い名作「DRAGON QUEST」。

人呼んで”ドラクエ”。

発売されればダブルミリオンヒットが当然。

作品によっては公称400万本以上売れたものもあるそうで。

 

筆者も幼少時から大好きなゲームで、このブログに描いてるイラストはドラクエの3作目に出てくる「商人」です。

 

そして、その6作目のシリーズ「DRAGIN QUEST Ⅵ ~幻の大地~」に「テリー」という登場人物がいるんですが、その”テリー”について言いたいことがあります。

 

「テリーは別に弱くない。」

 

突然なんの話かと思われたでしょうが、個人的な話です。

 

先日、知人と雑談中に“ドラクエ6”の話題になりかけたんですが、その人曰く、

 

「もう昔過ぎて6はどういう話かも忘れた」

「いや、“テリー”だけ覚えてる。青いやつ。めっちゃ弱いよなアイツ?」

 

はい、繰り返します。

 

「テリーは別に弱くない。」

 

 

①ファンに愛され続けて20余年

 

 

誠に遺憾ながらファンの間でも「テリーは弱い」というのは共通認識のようです。

そんな弱さに定評のあるテリーさんは、悲しいことに2ちゃんねる(5ちゃんねる)やSNS等でよくネタにされて、実在の人物なら訴えられそうなほどヒドい言葉が並んでいます。

 

 

 

 

このテリー、ドラクエのキャラクターデザインを担当する“世界の鳥山明”が書き下ろし、初期構想では主人公になる予定だったらしく、美形キャラとなっています。

 

その美形故にテリー主人公案が没になったそうですが。

美形過ぎて主人公っぽくないとの制作サイド判断のようです。

 

発案時からすでに残念エピソード。

生まれながらに残念に包まれていた為か、ファンから永きにわたり愛され続けている方がテリーです。

 

物語上の立ち位置も「謎のさすらいの剣士」・「主人公たちを圧倒する実力を魅せての初登場」・「斜に構えた陰のある物言い」・「なんやかんや世の為、人の為に動いているっぽい」・「ついた徒名は“青い閃光“」と巷の子供たちを熱狂させそうな要素が満載。

 

実際にドラクエシリーズキャラ人気ランキングでは1位を獲得したことがあり、作品が発売されてから20年以上を経た今でも常に上位争いに顔を見せております。

 

 

②なぜ人はテリーに惹かれるのか

 

はじめてテリーがネタキャラ扱いされているという事実を知った時、筆者は衝撃を受けたんですが、理由を言われてみると、思いあたることばかりで不本意ながらも納得せざるを得ませんでした。

 

そんなテリーさんがネタにされつつも大いに愛されている理由を大雑把に書き出しますと、

 

■評判に見合わない強さ■

 

作中では登場前からテリーの話題が出るたびに誰もがその強さを称えています。

 

とある敵キャラからは「世界最強の男」呼ばわりされています。

 

にも関わらず、いざ仲間になるとパーティー内では特に突出した強さではないんですよ。

というか、成長途上の能力も相まって鍛え方次第では仲間内でも屈指の弱さです。

 

 

■弱いというならバーバラの方が弱いのでは?■

 

さらにテリーと仲間内でも最弱を争うであろう「バーバラ」というキャラがいます。

とにかく体力がない。

序盤ではちょっと強い攻撃を受けると即死。

だいたいドラクエシリーズの魔法使いキャラってそんなもんですけど。

 

このバーバラさん、気づいたら死んでるバーバラさん。

大きめのバックグラウンド持ちの魔法少女なんですけど、この”バーバラ”には「魔法のスペシャリスト」という他のメンバーにはない際立つ個性があります。

 

そのスペシャルっぷりは一部関係者からも話題にされています。

 

テリーの姉で、こちらもパーティー内屈指の魔法使いである“ミレーユ”というキャラからですが、作中にそのミレーユでさえもバーバラには魔力ではとても敵わないと認めるセリフがあります。

 

他のメンバー(テリー含む( ;∀;))もセリフから察するに、バーバラの魔法には一目置いているっぽい。

それだけバーバラの魔法というのは際立っています。

 

まあ他人の評価だけならテリーも作中屈指の好評価だらけですけどね。

 

そんなわけで専門特化型のバーバラは最弱を争うといえども、

いくらでも代わりがいるテリーとは違います。

 

 

 

 

■テリーのコネで新加入する仲間が強い■

 

ドラクエ6に「ドランゴ」というテリーの紹介で加入する仲間がいます。

人間ではなく二足歩行型ドラゴンのモンスター、両手で武器も扱えるすごいやつ。

 

“ドランゴ”加入まで主人公と“ハッサン”(主人公の相棒的キャラ、筆者の推しメン)が仲間内の2トップなんですけど、このドランゴ、なんと新入りにもかかわらず、その2人に割って入り、ドランゴ加入後は主人公・ハッサン・ドランゴの3トップ体制に移行します。

 

なんなら旧2トップを上回り、ドランゴ1強の1トップになりかねない圧倒的なステータスに加え、成長中に覚える呪文や特技がすごい優秀。

 

ノーコストで上の下ぐらいまでの敵なら一発で全滅させるような反則技を素で使えます。

コストパフォーマンスを考えると作中最強の技じゃないでしょうか。

 

攻撃・防御もトップクラス、ちょっと鍛えてやると普通に最強です。

 

このドランゴ、テリーとはペットみたいな関係(ドランゴの方はテリーを尊敬しているし種族を超えた恋愛感情を持っている ちなみにドランゴはメス)ですが、

戦闘力においてテリーとはモノが違います。

 

そんなわけで、ほとんどのプレイヤーから「ドランゴに引き換えテリーは・・」という感想を抱かれる。

 

ドランゴを仲間にする為の引換券のような役割がテリーということでテリーは彼を愛するファンから「引換券」という屈辱的な呼ばれ方をされ、それが定着しているようです。

 

ネット界隈では相当有名なようで、「ドラクエ テリー」と検索バーに入力すると予測変換に”引換券”て出てきます。

 

メインキャラであるハッサンはともかく、何でイベントキャラのドランゴ(しかもドランゴと同種と思われる敵モンスターはゲーム内で特別に強い敵でもない)をこの能力値に設定したのか開発陣に聞いてみたいですね。

 

■実力と発言が見合っていない■

 

作中でのテリーのセリフを抜粋してみました。

 

「こいつもたいしたことなかったな」

「まあオレはなんでもできるからな」

「万が一 旅の途中で見つけたら助けてやるさ」

「どうした?もっと戦いを楽しめよ」

「オレを怒らせたことを後悔させてやるぜ」

「オレは最強の剣士だからな」(これは6以外の別作品でのセリフ)

 

どの口で言ってんの?

 

他の仲間ではハッサンのセリフも自信に満ち溢れていますけど、彼は口だけではなく序盤からエンディングまでエースですからね。

 

ハッサンに比べてテリーはセリフに実力がともなっていません。

 

 

 

 

③結論 テリーは別に弱くない

 

まあ上のような話を20年以上にわたりファンからこすり続けられている人なんですよ。

テリーは。

 

「じゃあ、やっぱりテリーは弱いのでは?」と思った、そこのあなた。

 

弱くはないです。

 

相対的に弱く感じます。

 

ただそれは比較対象のハッサンやドランゴや他の大多数の仲間が強すぎるだけなんですね。

 

テリーも頑張っていますし、強さも普通に弱くないんですよ?

本当に普通。

強くはないけど普通に使えるぐらいに弱くはない。

 

筆者はプレイ中、ちゃんとテリーを使ってましたもん。

二軍で。

 

二軍というのはスタメンではなく馬車(ベンチ)メンバーということです。一軍に故障者が出た時はすぐに入れ替えられます。

 

ルイーダの酒場(三軍、もしくはスタンド・養成所・待機所・予備役)送りとか悲しいことをせず、冒険メンバーにテリーを入れてあげてくださいね。

人間キャラは会話できるので連れ歩くと楽しいですよ。

会話っていうかコメントですけど。

 

戦闘でも十分に戦ってくれます。

補欠にしては。

 

 

 

 

ちなみに筆者のドラクエ6の推しメンはハッサン、次いでミレーユ。

以下、加入順でしょうか。

付き合いが長いとそれだけで愛着がわきますもんね。

 

ハッサン・ミレーユは思い出の濃さが違いますよね。

長い間、苦楽を共にしてきたメンツなんで。

物語開始前からの付き合いですし。

 

物語が7~8割方終わった頃に加入するテリーには、ほとんど思い入れがありません。

 

テリーとならアモスの方が仲間☆って感じですね(*^▽^*)

アモスもパッケージイラストに入れてほしい!

 

 

最後にもう一度言っておきます。

 

「テリーは別に弱くない。」

 

ではでは。

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