建築費爆上がり時代の救世主!コスパ最強「中古住宅」のススメ

不動産

建材の高騰がとどまるところを知らない今日この頃。

中古住宅を選択するのはアリというお話です!

中古って良いの?

他人が長年使ってた家に

住むのはなんか嫌・・

せっかく家を買うなら

新築が良い!!

高くても絶対新築!

「せっかく家を買うなら」色んな選択肢を比較検討する方が良いと思います!

中古住宅に抵抗があるあなたもぜひ読んでみてください!!

 

 

中古住宅って人気なの?

人気です!

国交省のデータから推測するに新築よりよっぽど勢いありますね。

(取引量が2019~2023の5年間で2~3割増)

 

なんで中古人気が過熱してるかというと、中古住宅を買って自分でリフォームしようっていう人が10年ぐらい前に比べると本当に多くなりました。

これについてはテレビタレントがDIYで古民家再生とかやったのも大きいんでしょう。

中古住宅のリフォームを煽るような広告も近年増えてきた印象です。

 

あとはまあ単純に安いですもんね。

 

それと新築だと同じぐらいのグレードなら建築費がそうそう変わるもんじゃないです。なのに中古住宅は同じ金額なのにお買い得な「掘り出し物」が見つかることもあるので。

ただ掘り出し物を見つけるにはマメに新着物件をチェックする几帳面さと希望の条件が出てくるまで待つという忍耐が必要になってきまして、コレができない方も多いのが現実ですけど・・。

 

そんなワケで現在、中古住宅を検討されてる人は多いんです!!

 

 

新築費が高くなって新築が売れない

2021年から住宅の建築費用はどんどん高くなっています!

体感で1~2割増しという感じ。

以前は3000万円で建てられていた家が3500万円ぐらいするようになってきました。

 

原因は色々ありますが中でも2020年のコロナショック、2022年以降のウクライナ情勢が大きな要因であることは想像に難くありません。

他にも建材の大部分を占める木や鉄は高騰するし、円安もあったし、ガソリン代も上がって増税に日用品の値上げラッシュ・・・。

 

辛い

もうね、書き連ねるのが辛いです。

 

筆者の周りのハウスメーカーや大工さんも口をそろえます。

「2021年を境に家が高くなった」と。

なんかもう会うたび言ってきますね。

天気とごはんと家の値上がりの話があいさつがわり。

 

そんなワケで中古住宅が安いというよりも、その前に新築住宅が高くて売れないというのが現状です。

 

 

購入する家の種類

ここで改めて購入する物件の特徴をご覧ください。

 

新築住宅と中古住宅以外にも挙げてみました。

それぞれの特徴をとらえてご自身に合うのはどれかよく考えてみてくださいね!

 

 

新築か中古か

新築住宅の特徴はやはり新しくて見栄えがすること!

注文住宅の場合は間取りや設備を自分好みにカスタムできるのもうれしいですよね。

 

反面、間取りや設備に個性が強いとイメージと仕上がりが違うということも多々あります。

 

建築費も資産価値に比べて高いですね、かなり高いです。

これには職人さんの人件費や広告代とか建てる会社の利益が含まれてますので当然ですが。

まあ家に限らず原価とか言ってたら物買えないですよね(笑)

 

あと新規分譲地に家を建てる場合、ご近所さんがどんな方かは運になります

まあ近隣の人たちがどんな感じかは新築・中古に関わらず、住んでみないとわからないケースがほとんどとも思いますが(-_-;)

 

新築の長所と短所それぞれ

  • 見た目がキレイ
  • 最新の法改正に対応している
  • 間取りや設備を自由にカスタマイズできる
  • 建築・宣伝費等を含む為、資産価値よりもかなり割高
  • 予定と仕上がりに齟齬が出ることがある
  • 分譲地だと隣家にどんな人たちがいるかわからない

 

中古住宅の特徴は新築の逆と考えてください。

安いかわりに古いということです!

 

そして中古住宅には長所も多いです。

なんといっても根気強く粘っていれば掘り出し物が出ることがあるのは大きな違いですね。

新築にはない宝探し要素!

 

あとは、

近所を事前に調査できる(地味に大事)

納得いくまで物件を現物確認できる(かなり大事)

マンションは新築に比べて中古の流通量が多いのである程度多くの候補から選べる

(普通に大事)

 

中古の長所と短所それぞれ

  • 価格が安い
  • 掘り出し物件が見つかることもある
  • 購入前に実際の物件を確認できる
  • 周辺住人の様子を事前確認できる
  • マンションなら選択肢が大幅に増える
  • 見た目は築年相応の古さ
  • 最新の法改正に対応していないことがある
  • 間取りや設備は最初からあるものを使用

 

中古住宅の「近所にどんな人が住んでいるか前もってわかる」というのはあくまで新興分譲地に家を建てる場合に比べてということです。

 

実際どんなご近所づきあいになるかっていうのは中古住宅でも住んで付き合ってみないとわかりませんけどね。

ただ1度話しただけや家を見ただけでもわかるレベルの明らかにヤバいお宅を避けることはできます。

 

戸建かマンションか

次に戸建かマンションか。

これは個人の好みが大きいです。

 

どちらも一長一短ですがザックリと戸建は「手間がかかるけど自由度が高い」、マンションは「手間はかからないけど自由度は低い」って感じです!

 

そしてマンションの場合、固定資産税とは別に管理・修繕積立・駐車等に毎月の費用がかかります。

つい棲家すみかにしやすい戸建とは違って収入が下がる老後も住み続けるのは厳しいものがあります。

 

戸建の特徴

  • 庭や駐車場がある
  • 敷地内の土地がそのまま資産になる
  • ペット飼育ができる
  • 楽器演奏ができる
  • 事業用にすることができる
  • 二世帯、三世帯住宅も可能
  • 自治会などで半強制的に不利益を被ることがある

 

マンションの特徴

  • 住まなくなっても売ったり貸したりしやすい
  • 管理人やオートロックがあり防犯性が高い
  • 高層階を選べる
  • あまり虫がこない
  • 資産価値の暴落が起こりにくい
  • 町内会などの付き合いがない
  • 一生住み続けるのは難しい

 

長所と短所以外に戸建とマンションの大きく違うところは居住面積、「広さ」ですね。

 

2階建て、あるいは3階建てで延べ床面積が100㎡越えも当たり前の戸建。

一方、マンションは大きめのファミリータイプでも70~80㎡で100㎡以上なんてのはかなりレアになります。

 

もちろん広ければ広いほど人も物も収容できるので使い勝手は良いです。

でも大変なのは保守管理、特に毎日の掃除は広いと大変な手間がかかります。

3~4人ぐらいの家族ならマンションでも広さは十分ですし掃除も管理も楽になります。

 

家族規模やライフスタイルに合わせて選択してください。

 

注文住宅か建売住宅か

新築でも注文住宅にするか建売住宅にするかで変わってきますよね。

特に金額と工期が。

 

理想のお家が実現できる(かもしれない)のは注文住宅で、間取りや仕様・設備などを自由に決められる点が最大のメリットです。

 

逆に家の現物があるから実物を見て選べて建築期間を考える必要もなく、かつ安いというのが建売です。

建売は中古住宅に特徴が似ています。

以下、注文住宅と建売住宅それぞれの特徴!

 

注文住宅

  • あらゆる面でカスタマイズ可能
  • 外観や内装・設備にこだわることができる
  • 庭面積や駐車場台数を決められる
  • 予算が高額になりやすい
  • 土地も探さないといけない
  • 図面やカタログをもとに打ち合わせするのでイメージ通りにいかないことがある

 

建売住宅

  • 建築後の建物をじっくり確認できる
  • 注文住宅に比べて安い
  • 土地と建物を一緒に購入できる
  • 個性がない
  • 敢えて言えば見た目が安っぽい

 

 

コスパが良いのは中古住宅

やはりコストパフォーマンスが高いのは中古住宅です!

新築派の方でも少しは中古住宅を見直したのでは?

 

そんな中古住宅をお勧めする最大の理由が下の2つになります。

 

家は消耗品

突然ですが新しくお家を買ってからの来客の頻度はどのくらいを予想していますか?

 

新築はきれいだから新築が良いと考えている人は「他人に見せたい」という気持ちが働いているでしょう。

 

でも家に頻繁に来客がありますか?

来ても身内ぐらいではないですか??

その人たちに見せるために数百万円~数千万円の金額をかけたいですか?

 

人生で大きい支出はお子さんがいる場合、「不動産購入・保険料・学費」と言われます。

これらの中で”最大の支出である不動産購入”、を抑えれば抑えるだけ豊かな経済状況で人生を過ごしていくことが可能になります!

1000万円でも100万円でも

不動産購入費を極力下げましょう

浮いたお金を食費や趣味にまわす、健康やQOLを向上させる家具家電を買う、自動車も良いものにのれるし子供が小さいうちに家族旅も行けます。

何より可愛いお子様にお金をかけてあげられます。

 

そして新築も数年すれば新築ではなくなります。

新築から古くなるまで数年間、その期間に得られるものはあなたにとって中古との価格差以上に意味があるのかを考えてみてください。

最近は人生の長さを100年で考えるらしいですが

それで簡単にシミュレートしてみましょう

例えば30歳でお子さんが生まれて新築の家を構えたとします。

 

40歳までの10年ぐらいは新しいお家で家族と過ごして幸せでしょう。

 

20年経てば50歳、お子さんが18~22歳ごろに進学や就職で家を離れます。この時点で家も築20年の中古住宅。

 

30年経って60歳になるといつまで働けるのか不安になってきます。

同時期にお子さんは新しい家族を作って完全に別世帯。広い家が不要になり始めます。

 

このあたりで貯蓄額がモノをいいます。十分な蓄えがあれば収入低下の不安もなく、家も建て替えれます。

 

でもそんな人はごくわずかですよね。

たいていの人は古くなり続け、傷みが大きくなり続ける家でそのまま暮らします。

100歳まで生きるのならその後40年も。

 

何が言いたいかというと家なんていうのは消耗品でちょっと時間が経てばすぐに価値がなくなります。

そんなものに大金をかける必要はありません!

 

新築で3000万円の家を建てるより中古で1500万円の家を買ってください。

差額の1500万円で他の物を買うなり貯蓄して老後に備えるなりした方が良い人生を送れます!!

 

リフォーム費用を入れても十分に安い

中古住宅を買うとリフォームがセットになることが多いです。

どうしても経年で劣化してますからね。

 

内装を貼りかえて一新したい、水廻りの設備を最新のものに変えたい。

色々ご希望あると思いますがリフォームの予算って高くても500万円ぐらいです。

多いのは200~300万円以内ぐらいでしょうか。

 

仮に土地付きの中古住宅1500万円を300万円でリフォームすれば1800万円です。

注文住宅では考えられない金額ですし、建売でもまずありえません。

 

中古住宅はリフォーム代金を考えても十分に安いんです!

 

 

中古住宅購入時に気をつけたいポイント

中古を勧めてきて実際にちょっと考えてみようかなと思えてきた人へ中古を買うときの注意点をお伝えしておきます。

 

耐震基準

建物が建てられた時期によって耐震基準たいしんきじゅんが違います。

耐震基準というのは地震にどれだけ耐えられるかの基準です。(そのまま!)

 

簡単に説明すると1981年6月1日以降に建った建物は「新耐震基準しんたいしんきじゅん」、それより前は「旧耐震基準きゅうたいしんきじゅん」、1981年6月以降とその前では地震に対する建物の強度が全然違います。

昔は建築時の耐震診断が緩かったんですね。

 

他にも阪神淡路大震災を受けて作られた「2000年基準」や1971年以前の「旧旧耐震基準」等もありますが、大きくは新耐震か旧耐震かです。

 

基本的には新耐震の家を選んでください。

 

 

ただし、もし気に入った中古住宅が旧耐震で、どうしてもその物件にしたいなら地盤や基礎・壁を強化する補修を行いましょう。

耐震リフォームと呼ばれるものです。

不動産屋や建設屋に聞けば耐震リフォームの専門業者を紹介してくれます。

 

管理できていないマンション

マンション売買界隈で古より伝わる格言があります。

「建物よりも管理を買う」

そういう言葉があるほど、マンションでは管理が機能しているかが大切です。

 

マンションでは組合員(各戸の所有者)から管理費や修繕積立金を毎月徴収して管理運営を行っているんですが、何百人といる組合員の中には管理費等を納めない人もいます。

すると定期的なメンテナンスを行う為の予算が不足して利便性や安全性が損なわれてしまいます。

そんなことになったら何のためにマンションに住んでいるかわからないですよね。

 

 

中古マンションを購入するときは管理費や修繕積立金に未収金がないかこれまでの修繕履歴はどのようなものがあるかを確認してください。

当然、契約前の重要事項説明でも必ず説明がありますが、その前の購入検討段階で事前に情報を教えてもらってくださいね。

 

マンション買うなら管理を買ってください!!

 

資産価値がない物件

中古住宅でも資産価値はあります。

普通は価値の大半が土地の価値ですが、建物も築年数が新しかったりメンテナンスが行き届いていれば十分な資産価値があることもあります。

 

逆に資産価値がないのは、

 

建物

白アリ・雨漏りを放置している
建物が傾いている

 

 

土地

再建築不可物件
三角地・旗竿地等の変形地
接道が狭い
建物も売り物として厳しいですが特に土地の方が致命的ですね。
土地で上記の条件が付くとまず相場通りの価格では売れませんし、最悪タダでも売れませんから。
中古を購入しようとしてこういった条件が1つでも当てはまるならその物件はやめておくべきです!
以上、中古住宅購入のススメでした!
中古を検討している方もそうでない方も何かしら参考になれば幸いです。

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