5.うちの推しメンが弱い

「三中老」って知ってますか?

“豊臣秀吉”が天下人となった時のことです。

大大名ベスト5のオールスター集団、「五大老」と秀吉直の政権運営スタッフ、こちらも数多の群臣より選り抜きの「五奉行」が選抜されました。

“五大老”は次代の天下人、“徳川家康”ら5名、そして“五奉行”は関ヶ原で家康の対抗馬となる“石田三成”ら5名です。

三成が五奉行の代表みたいに書きましたが(あながち間違ってもないですが)五奉行のトップは秀吉の義理の兄弟で織田家勃興時代からのマブダチである浅野さん、もしくは5人の中で官位筆頭の前田さんらしいです。

残念ながら2名とも知名度において三成のはるか後塵を拝していますが・・。


「五大老・五奉行制」は豊臣政権下の有名な用語で一般的にもよく知られております。


で、“三中老”はそんな五大老と五奉行の間を取り持つようにと置かれたマネージャーさん達にして筆者の推しメンです。


メンツは「生駒親正・堀尾吉晴・中村一氏」の3名。


中村さんの名前なんて読むの?って感じですが「カズウジ」さんですね。
ナカムラ カズウジ。

まあ名前の読みなんてヒョカっと変わったりもしますしね。400年以上前のお話ですから。

新しい資料が発見されて従来の定説が覆されるなんてのはよくあります。


ついでに他の2人は「イコマ チカマサ」と「ホリオ ヨシハル」。


ちなみにこの“三中老”という職制も、最近は定説の覆しにより「実は存在しなかったのでは?」という話になりつつあります。

まったく嘆かわしいですね。


さて、この3名、いずれも元亀天正の織豊時代を信長・秀吉らと駆け抜けた豪傑たちです。


ですが、弱い!!


自分の大好きなゲーム「信長の野望」で弱いんですよ。

製作者の評価が低いといいますか。


「信長の野望」っていうのは1人1人の武将に5教科の点数みたいに能力値が設定されているんですが、この人たち平均点40~60点ぐらい。シリーズによっては30点台だったりします。


赤点ですね。悲しい。


1ファンとして悲嘆を禁じ得ない。


“御伽衆”だの“十人衆”だのリスト見ても「誰それ?何したの?」っていう人たちの方が高得点だったりします。

トリオの中では堀尾さんがやや高得点ですが、それでも他の一流大名たちに比べれば二流、三流と言ったところ。


“信長の野望”は三中老に限らず自分の推しメンが低評価なことが少なくありません。


それでも応援したい!彼らを!!
彼らを使って天下を統一したい。


幸いにして最近の“信長の野望”は個人の能力が高くても低くてもコツコツと事前準備して戦えば問題なく勝てるようになっています。


でもさすがに三中老で“武田信玄”や“上杉謙信”(有名な甲斐と越後の龍虎、もちろんゲームでもシリーズ通して主人公の信長を食うほどの強さ)と渡り合うのはめんどくさい。

まず渡り合う機会ありませんけどね。活躍時期や場所が違うので。

もっと言うと、信玄・謙信が生きてる頃なら織田家には三中老なんかよりずっと点数が高い方々が余るほどいるので。


ちなみに主人公の“信長”やシリーズ内での公式ライバルっぽい“信玄”の点数はおおむね90点台です。
満点の科目もあったりしますね。
シリーズによりますが。


三中老ごときでは比較にもなりません。
不公平にも。


いや世の中、ままならないですね。


賢い人は「そこが良い」とか言うんだろうか。

筆者にはよくわからない境地です。

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